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活動レポート

登山道保全ワークショップ、初開催!

2023.06.20


《参加者の皆さんと記念撮影。笑顔が眩しいです!》

2023年6月17日(土)、北杜山守隊初の自主開催となる「登山道保全ワークショップ」を北杜市日向山登山道で実施しました。ご参加頂いた皆さん、開催にあたりご協力・サポート頂いた皆さん、ありがとうございました!

プログラムは基本的に以下の2本立て。

―自然観察
   
なぜこのような道が作られているか?どのように使われてきたか?など、里山の歴史を考える
・登山道の侵食や複線化はなぜ起こるのか? 周りの土などの状況から、自然現象を考える
・登山客はどのような道を選んで歩くのか? など人間の心理・行動を考える
・これらを踏まえて、私たちはなんのためにどんな保全作業をするのかを考える

―実際の保全作業
・どういう作業を行うのかみんなで考える
 

・道具の使い方を学ぶ
 

・資材を集める
   

・つくる
 
  

プログラムは同じでも、参加される皆さんの質問や意見、協業によって何通りにも変化するのがこのワークショップの面白さでもあり、素晴らしさです。今回、幅広い世代、幅広い経験や興味を持った方が集まり、活発なコミュニケーションが行われていました。スタッフ抜きで完成後のイメージについて意見をし合っている姿や、一緒に作業をする姿がとても印象的でした。

作業を初めて約2時間半!深く削れていた箇所にステップが完成しました。

もう少し寄って見るとこんな感じです。

これで、脚を高く上げなくてよくなり、歩幅も選べるので登山者はしっかり登山道を歩いてくれるはず!現在は植物が生えていない脇の部分に、近いうちに植物が再生していくことを願います。

作業が終わった頃、偶然にも、昨年日向山の登山道整備作業に参加された方が下山されてきました。「自分が作業した場所がどうなったのか気になって、見に来ました!」と。嬉しい出会いと、嬉しいお言葉でした。自ら手を加えた場所が、自然に受け入れてもらえたか(馴染んでいるか)どうか、そして自然が再生したか、我が子のように気になってしまうんですよね。今回のワークシップに参加してくださった皆さんにも、こんな風に、北杜の山を「ホームマウンテン」と思ってもらい、何度も訪れていただき、また一緒に保全活動ができたら嬉しいです。

自然環境との出会い、新たな経験との出会い、人との出会い。全ての出会いを、これからも大事にしていきたいと思います。

次回の日帰りワークショップは8/26(土)開催予定です。詳細、お申し込みはこちらから。また、7-9月の1泊2日のプログラムもお申し込みを受付中です。詳細はこちらよりご確認ください。皆さまのご参加をお待ちしております。

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