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活動レポート

「ほくと 山の学校2022」日向山登山道整備を実施しました

2023.05.22

「ほくと山の学校2022」では、2022年11月に日向山登山道整備を実施する予定でしたが、残念ながら雨天により中止。季節は変わり、新緑が輝く2023年5月21日に振替のプログラムを実施しました。都合により、残念ながら参加できなかったメンバーもいましたが、久しぶりに顔を合わせた子どもたち、ご家族のみなさんと一緒に、楽しく登山道保全について学び、汗を流しました。
※「ほくと山の楽校」とは? 2022年の実施概要などを纏めた、北杜市のnoteの記事をご覧ください。


みんなで手分けをして、作業に必要な道具を運びながら、日向山にまつわる文化の説明(これは、昨年の復習!皆さんちゃんと覚えていてくれました・・・よね!?)、なぜ登山道が壊れていくのか、どういう自然現象が起きているのかの説明を聞きます。「へぇ〜!」「なるほど!」などの声が聞こえてきました。


続いて、登山者の行動を観察しながら、人間の心理についてみんなで考えます。”良いお手本”を示してくださる登山者の方がたくさんいらっしゃり、たくさんの笑いが漏れていました。(登山者の皆さん、突然”教材”にさせてくださりありがとうございました!)


「自分だったらどう歩くかな?」「どこ歩くかな?」みんな、想像力を働かせてくれました。


作業する場所が決まったら、完成イメージをみんなで共有します。「ステップは何段作る?」「どういう方向に丸太を配置する?」などみんなで意見を出し合って決めていきます。イメージが固まったら、必要な資材集めです。


小さな子どもでも、力に自信のない大人でも、実はできることはたくさんあるんです。皆さん自分でできることを探して活躍してくれました。こちらは枝や枯れ葉を集めてくれた皆さん。


ちょっと力持ちさんは、雨によって流れ出た土を集めて運んでくれました。


もっと力持ちさんは、丸太を運んでくれました。


資材が集まったら、いよいよ整備作業です。皆さん”初めて使う道具”を器用に使いこなし、一生懸命作業してくれました。


丸太を入れ込み固定する場所を掘ってみたら木の根っこがあることがわかり、切らないように慎重になっている様子です。木の根っこを活かして、丸太が固定されるようにするためです。

作業を初めて約3時間!
本当にここに階段なんて作れるんだろうか? と思っていたメンバーもびっくり!!

脚を高く上げないと登れなかった段差に、見事なステップが完成しました。拍手と完成で溢れました〜!!!歩きやすい道ができたことで、登山者がしっかり登山道を歩いてくれるようになり、周囲の植生が回復していくことを願います。

「満足感でいっぱいです!」「爪痕残した感があります!」など、達成感に満ちた笑顔とコメントをたくさん頂きました。北杜山守隊も、参加者の皆さんと同じ思いを持って作業ができ、とても嬉しかったです。ありがとうございました! また、登山道の様子を見に日向山へ遊びに来て下さいねー!

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