中山の登山道整備(2022/4/23)

2022年4月23日

中山の登山道整備を行いました。

北杜市とTHE NORTH FACEとの包括連携協定の活動の一環で、一般社団法人大雪山・山守隊の岡崎さんと下條さんに来ていただき、北杜市の中山にて登山道整備を行いました。中山では昨年から大雪山・山守隊の指導の元、登山道整備が始まっている山です。昨年は地元の関係者を中心とした勉強会と、一般登山者を公募する形で体験イベントも開催しました。北杜山守隊からもお手伝いとして作業に参加させていただきました。

今回は、THE NORTH FACEのスタッフさんを中心に一日作業を行いました。まずは重たい丸太運びから！
これが意外と重くて、、、この作業でお腹いっぱいになりそうでした（笑）

今日の整備箇所はこの場所でした。
かつては細い木で階段が組まれていたような形跡がありましたが、とても急斜面で足元も悪く、多くの登山者が道の左右の登りやすい箇所を登るため、土壌の流失が目立つようになってきました。

岡崎さんの指導の元、みんなで丁寧に作業をしていきます！
さすがアウトドアブランドチーム。みなさんとても楽しそうに作業をされていました！

こちらが完成写真！

今までは足場が悪く、ロープに掴みながら上り下りしていましたが、これで安心です。この階段を避けて歩くこともなくなるでしょうから、いままで踏まれてしまって土壌が流失し続けていた路肩部分も少しづつ直っていくと思います。これからも経過観察を続けるとともに、残った部分も作業を続けていきたいと思います。

もう一日は地元の南アルプスユネスコエコパーク地域連絡会のメンバーを中心に、岡崎さんに指導をしてもらいながら作業を進めました。

南アルプスユネスコエコパーク地域連絡会は、北杜市の白州町と武川町が南アルプスユネスコエコパークの登録地域になっており、地元有志の方々を中心に環境保全活動や地域文化の継承活動が行われています。

地域の大先輩による見事な掛矢の振り下ろし！！！
周囲から歓声が上がっていました！

施工前は滑りやすく、ロープに頼らざるを得ませんでした。
道幅も広がりつつありました。

こちらが施工後。
ロープも不要となり、撤去しました。人間が歩く場所をはっきりさせ、その周囲の環境の再生を待っています。

北杜山守隊としても、引き続き中山での取り組みに力を入れていきたいと考えています。

 

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