活動レポート
1泊2日の登山道保全ワークショップを実施しました(YAMAPユーザー様向け)
2024.06.25
《アグリーブルむかわにて、屋内ワークショップを終えた際の記念写真》
登山地図アプリ「YAMAP」のユーザー様を対象にした、登山道保全ワークショップ全3回の最終回を、6/22(土)-6/23(日)に開催しました。今年度初めての1泊2日プログラムで、9名の方が参加してくださいました。
驚くほどに晴天率の高い、北杜山守隊の活動日。これまで、雨による中止は一度もなく、プログラム変更も一度もなかったのですが・・・今回の強雨予報には勝てませんでした。2日目に行う予定だった作業を、初日に、初日に行う予定だった屋内ワークショップを2日目に入れ替え。初めての試みでしたが、初日に観察+作業で得た知識と経験を、2日目にゆっくり屋内で整理できる時間が持てたことで、今回ならではの気づきがあったかもしれません。
色々な価値観と経験を持った方が集まると、それぞれの視点はその場にいる全ての人に新たな気づきを与えてくださいます。初対面の人と2日間を共にする1泊2日のワークショップですが、山や自然が大好きな方ばかりで共感できる部分が多いため、出会ってすぐ、自由に発言できる空気感が形成されます。一人での参加はちょっと不安だなぁと躊躇されている方も、ご心配なく。ほぼ全ての方が、お一人で参加されています。今回も全員がお一人での参加でした。
自然観察や作業時の写真、参加された方からの感想はInstagramでも紹介していますので、是非ご覧ください。
1泊2日のワークショップのポイントは
1.屋内ワークショップで、「なぜやるか」をお話します。
「なんのためにやるか」は日帰りワークショップでもお話ししますが、「なぜ」を深く掘り下げてお話するのは1泊2日コースのみです。登山道に何が起きているか、登山道の管理体制はどうなっているのか、登山道の保全活動を継続的に行うための課題はなにか、課題解決のために北杜山守隊が行っていること、そして海外の国立公園の管理体制などを、2〜3時間かけてじっくりお話します。質問や意見が活発に出て、楽しく、大好評のプログラムです。
2.アグリーブルむかわで、麓の滞在を楽しんでいただけます。
裏庭からは、甲斐駒ヶ岳が目の間にどどーん!と広がる麓の山小屋「アグリーブルむかわ」。ワークショップ実施時は、参加者さま貸し切りで、滞在を楽しんでいただきます。MOUNTAIN LIBRARYには登山家・花谷泰広が選んだ、山にまつわる本を揃えています。皆さん、お話に花が咲いて読書する時間はなさそうですが、ゆっくり過ごして頂いています。夕食は、南アルプスの恵みを味わえる夕食。北杜山守隊のメンバーもご一緒させていただき、楽しい時間となっています。
1泊2日コースの実施は回数が少なく、今年度は7月(7/11 正午まで募集中)と9月(定員に達したため受付終了)のみです。秋にもう1コース追加の可能性がありますが、参加頂ける機会が少ないので、気になった方は是非募集中のコースにお申し込みください。皆様のご参加をお待ちしております。