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活動レポート

第二回日本山岳保全サミットin北杜を開催しました

2024.09.01


2024.8.24-26の3日間、北杜市南アルプスユネスコエコパーク10周年記念イベント「第二回日本山岳保全サミットin北杜」を開催しました。


【1日目の活動発表会終了後に、会場似いらした皆さまと記念撮影】

日本山岳保全サミットは、日本山岳歩道協会が昨年初めて開催したイベント。2回目となる今年は、南アルプスユネスコエコパーク登録10周年記念イベントとして、登山道の保全に対する意識や技術の底上げ、および、自然保護と地域の人々の生活の両立による、地域の持続可能な発展を目指し、日本山岳歩道協会の一員である北杜山守隊の拠点、山梨県北杜市で開催しました。


【活動発表会では日本各地の整備団体の活動が発表されました】

登山道の保全活動は、環境問題の中ではまだまだマイナーかもしれません。登山などの山岳資源を利用している人であっても、まだまだ関心を持ったり、実際に行動を起こす人は少ないように思います。果たして、山を利用していない人は、登山道の保全に無関心でいて良いのでしょうか? 豊かな水、豊かな水に育てられたお米や野菜、豊かな水に生きる魚介類、土砂災害や水害に脅かされない暮らし・・・。既に脅かされつつあるこれらは、山を守らないと得られないものです。生活様式の変化、急激な都市化で、私たちは、山が自分たちの暮らしに直結していることを忘れてしまっているのではないでしょうか。


【YAMAPが今年リリースした流域地図と、”流域の視点で見えてくる山の価値”について公演する、ヤマップ代表 春山慶彦氏】


【パネルディスカッションでは、満席の会場から多くの質問があがり盛り上がりました】

山を守ることは、里を守ること。自分たちの暮らしを守ること、豊かにすること。今一度、今回のサミットのポスターをご覧いただきたいと思います。この世界観を未来永劫守っていくために、このサミットをきっかけに一人でも多くの方が、山の保全に当事者意識を持って下さることを願ってやみません。

私たち山岳保全活動に関わる団体は、今後も国や行政との連携、アウトドア業界等、企業・団体との協業を通じ、人と山の関わり方の創造、制度作りに邁進していきます。本サミット開催にあたり、ご尽力いただいた全ての皆さま、北杜市に足を運んでくださった全ての皆さま、ありがとうございました。サミットの様子は、改めて日本山岳歩道協会より行います。また、ダイジェストムービーも制作・公開予定です。

フィールドワークの様子

Instagramでも紹介していますので、ぜひご覧ください。
https://www.instagram.com/p/C_cFTkbPn7f/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

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