北杜山守隊公開セミナーを開催しました

【アーカイブ動画はこちらをクリック】

　
会場では20名ほど、インスタライブでは最大95名がご参加くださいました。

2024年3月14日、北杜山守隊公開セミナー「みんなで守る、山の道」を、東京・上野（オフライン）、Instagramライブ配信のデュアルで開催しました。公開セミナーは私たちにとって初の試み、更に、会員の皆さんが主体となって運営するイベントとしても初めてでした。事前告知から司会まで、随所で会員の皆さんの才能を発揮していただき、無事に終えることができました。以下は、会員レポートです。是非お読みください。

▶会員レポート
バレンタインズデーの夜に、北杜山守隊はじめてのセミナーを都内で開催しました。場所はスポルティバジャパン本社一階のイベントスペースARCO。世界を代表する登山靴メーカーの日本の代理店である、日本用品株式会社様がサポートして下さることに心強さを感じながらの開催となりました。

セミナーは、約20名の会場参加者に加え、最大95名のインスタライブ参加者を迎え、非常に和やかな雰囲気で行われました。冒頭に行われた北杜山守隊代表理事の花谷による講演は、一時間を超える内容の濃いものでしたが、参加者の皆さんは集中力を途切らすことなく真剣に耳を傾けて下さり、運営を行っている我々スタッフにまで参加者の熱気が伝わってくるようでした。

その後の質疑応答では、会場参加者のみならずインスタライブ参加者からも活発に質問が出ました。質問は非常に実践的で質の高いものばかりで、それぞれの参加者が高い問題意識を持っていることや、すでに地域で登山道保全にかかわっていらっしゃることが容易に想像できました。

特に、質疑応答のなかで花谷が吐露した「子どもたちに登山道保全をさせることは、大人の尻拭いをさせることになってしまうのではないか」という懸念に対して、お子さまと一緒に会場にいらしたお母さまがおっしゃった、「いまの子どもたちは私たち大人とはもう違う世界を生きていて、そういうことにわだかまりを感じてはいないように思える。子どもたちは大人の残した負の遺産も含めて楽しめてしまうと思うので、どんどん経験させてあげて欲しい」という意見には、「なるほどなぁ」と頷かされました。

北杜山守隊では、来年度以降も積極的にセミナーを開催していく予定です。ぜひ、多くの皆さんにお越しいただき、一緒にこれからの登山道保全のあり方について考えていければと思います。

北杜山守隊会員 田渕

今回のイベントを運営してくださった、北杜山守隊の会員の皆さんと。
ありがとうございました！