活動レポート

石割山で技術者研修を実施しました

2024.01.30

2024年1月25日、北杜山守隊の技術者研修を石割山で行いました。

石割山は、NPO法人富士トレイルランナーズ倶楽部さんが「石割山2030」宣言をし、ネイチャーポジティブの実現に取り組まれているフィールドです。

「石割山2030」で活躍されている技術者と事務局の方のご案内・解説のもと、石割神社から石割山山頂、更には崩壊の激しい平尾山につながる登山道を観察。

霜による土壌の凍結融解、雨水による洗掘や登山道の複線化など、現場ごとに異なる課題に対応した施行は、北杜ではまだ取り入れたことのない手法もあり、今後の施行を考える上で大変参考になりました。

　
今回の研修で、”どれだけ多くの（異なる）現場を見るかで知見が変わる、身につくものが増える”ということを改めて感じました。崩壊や植生消滅の予防、植生復元を確実に実現するための手段、方法は一つではないため、見て、聞いて、やってみる。この経験を繰り返し、”引き出し”を増やしていくことが大事なんだと。

下山後、環境省や山中湖村も加わり、各団体・組織の取り組みの紹介や意見交換を行い、大変中身の濃い一日となりました。「石割山2030」でご活躍の皆さま、環境省富士五湖管理事務所、山中湖村の皆さま、ありがとうございました。

これからも、インタープリター（エコツアーなどで、自然の大切さや素晴らしさを参加者に伝える役割）や技術者の研鑽を重ねていきたいと思います。