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活動レポート

奥三河・新城市で登山道保全講習会を実施しました

2026.01.31

愛知県・奥三河地域では今年度から、「登山道の保全活動を通じた新たな関係人口の構築・拡大事業」が始まっています。北杜山守隊はその一環として、昨年12月に名古屋・豊橋で開催された「登山道保全活動の基礎講習会」、そして本年1月に新城市で行われた現地プログラムの講師を務めました。

基礎講習会では、「山と人を繋ぐ」をテーマに、登山道保全の必要性や現状、そして続けていくための仕組みや考え方をお話ししました。

実際の登山道に立ち、見て、考え、手を動かす現地プログラムは、奥三河・新城市(鳳来寺山〜湯谷峠)で実施。この道は、炭焼き窯や古い道標、お地蔵さまが残る秋葉街道の一部です。観光のためだけでなく、地域の暮らしとともに使われてきた古道でもあります。

大きな荒廃はないものの、切り通しとして道が作られた当時の目的以上にガリー侵食が進んでいること、石組みや朽ちた階段など、かつては手入れがされていた痕跡も見られました。

この古道を参加者の皆さんと一緒に観察しながら、

✔ かつてこの道がどのような目的で使われていたのか
✔ なぜこの場所が荒れるのか
✔ 水はどこから来ているのか
✔ どうすれば壊れにくい道になるのか
✔ 水をいなすための合理的な構造とは

などについて、現地でディスカッション。また、僅かな時間でしたが、放置されていた杉材や周辺の枝を使い、壊れていたステップを復元する作業も行いました。

参加者からは、
「自分たちで整備できたことが楽しかった」
「座学で聞いた話が、現場で腑に落ちた」
という声も。

振り返りの会では、「登山道保全は単年で終わるものではなく、今回手を入れた場所がこの先どう変化するのかを見続けること、そして、地域の人たち自身が「この道をどう残し、どう次に渡すのかを考えていくことが大切」という共通認識を持ちました。

奥三河で始まったこの取り組みが、人と人をつなぎ、人と山をつなぎ、賑わいを生み出しながら、地域の資源を未来へ手渡していくことを願っています。

私たち自身もこの取り組みに関わらせていただく中で、古道に関する歴史的な背景や、修復・維持管理の考え方など、多くの学びを得ることができました。

Instagramではその他の写真も紹介していますので、是非ご覧ください。

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