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活動レポート

黒戸尾根で初めてのワークショップを開催しました

2024.06.10

2024年6月9日、花谷泰広×山本健一(黒戸尾根風紀委員会)企画!登山道保全ワークショップを、甲斐駒ヶ岳黒戸尾根を開催しました。

黒戸尾根は登山者、トレイルランナーによる踏圧の影響により、複線化や裸地化が進行し、集中豪雨などにより土砂が流されてることで、登山道の崩壊や植生の消滅が深刻化しています。昨年より、北杜山守隊の技術者によって黒戸尾根の保全活動を本格始動させましたが、全く活動のスピードが速まりません。というのも、黒戸尾根は日本三大急登の一つで、登山口から山頂までの標高差は2200m以上。とにかく現場までが遠いのです。きついのです。

ということで、黒戸尾根風紀委員会(花谷と山本さん)が動きました。「体力のあるトレイルランナーの皆さんのお力をお借りしたい!」と呼びかけ、黒戸尾根を愛する脚力自慢の皆さんが集まってくださいました。特別ゲストとして、 南アルプスと深い関わりのある、静岡市井川(現静岡市葵区)出身の山岳ランナー、望月将悟さんも来てくださいました。

自然観察をしながら現場まで行き、ランチを食べ終わると作業時間は2時間弱。果たして時間内に作業が完了するのか? と全員が不安に思われていたと思いますが、皆さんさすがの機動力。どんどんと流れ出た土砂を担ぎ上げ、倒木を運び、洗掘箇所に詰め込み・・・あっという間に修復が完了。驚きのパワーと速さでした。ワークショップに参加してくださる方、サポートしてくださる会員の皆さんの力は絶大です。まだまだ、気が遠くなるほどに修復作業が必要な箇所がありますが、皆さんの力をかりながら地道に活動を続けていけば、いつか保全が利用を上回る時が来る!と希望を抱くことができました。

当日の様子はInstagramでもご紹介しています。是非ご覧ください。

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